SPICE samurai 物語 2

SPICEsamuraiの名付け親はあの有名なNISHUKUN。SPICEsamuraiの代名詞みたいな男子だった。実はコロナ禍で連絡が取れなくなり、未だに行方不明。このブログをどこかで見つけて欲しいと心から願っている。さて、このNISHUKUN、インドに行けば体型がガネーシャと似ていることからインド人の間で大人気となり、おまけに人がめちゃくちゃいいので騙されやすい。インド人だけではない、日本人にも騙されること多々あり、そのたびに一緒に行動している私とさっちゃんはムカつくのだが、本人が騙されたことがわかり落ち込んでいると、なんというかいつもかわいそうになり、結局は「ちょうがないわね、わかったわよ。」ということでNISHUKUNを許し、一件落着となる。だいたいSPICEの結成そのものがそうだったのだ。

NISHUKUNとさっちゃんには、当時東京でも珍しかったボリウッドダンススクールで出会った。新宿の雑居ビルにあったこのスクール、人がやっと1人通れるような階段を上がると、火事になったら窓から飛び降りるしかないような部屋に、なんというかインドを求め続けて一万里みたいな人たちが多勢集まっていた。インドオタクというのではない、かと言ってインド通でもない人たち、皆非日常を求めているといった感じの人たちだった。そのせいか不思議な雰囲気の中でボリウッドダンスのレッスンを受けることができた。